りゅうおうのおしごと！ １０巻

今日はりゅうおうのおしごと！の１０巻です。

まずは三段リーグに挑む銀子サイド。
更に上を目指す奨励会員という才能の塊が集まった異様な雰囲気の三段リーグ。
かなりプレッシャーのかかる状況で勝ち星を積み重ねる銀子ではありますが、このまますんなり行くとは思えません。
椚君は天才児らしく淡々と勝っていますが、彼が八一のライバルになる展開には余り魅力を感じないなぁ…
とはいえ名人を下した八一に誰が壁になるかというと急速に伸びてる彼とあの人しかいないのが、この作品の不安なとこ。

あいサイドは女流名跡リーグ。
かつての世代トップが歪に姿を変え、あいの前に立ち塞がります。
天衣と違って序盤に弱点があり９歳でピークでもう衰えてるなんて女流棋士に評されるあい。
八一の育て方が間違っていたのか…と思いきや。

普段はＪＳに囲まれてヘラヘラしてるクズ竜王も将棋が絡むとネジがぶっ飛んだ勝負師です。
型破りな才能を型破りな方法で育てる。
卓越した終盤力をより磨くため敢えて苦手な序盤の対策をせず終盤の泥仕合を何度も経験させるという舐めプ。

ＪＳ研メンバーサイドは澪、綾乃、シャルがそれぞれ魂のこもった熱い将棋を指します。
今回の熱血パートはこの三人。

３つのサイドそれぞれの必死さがぎっしり詰まった１０巻。
ヒキではあんな事になっちゃってますので１１巻も目が離せないですね。

書棚保管数：１０
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