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2019-09-27 (Fri) 06:26

私的経営論

社長でも何でもない私が経営を語ってみる(pgr

「働き甲斐ある職場を作るのは本来経営者の考えることなのに、それを主体性を持てとか主役はキミだ!で済ませる無策はそろそろやめにしないか」

今朝方したツイートです。

私には会社経営の経験はありませんが部署というチームを作る際に心がけていることがあります。
それは
平凡な能力の人間が普通に働くことを前提にしてチームを作る
ということ。

この前提でチームを作ると能力の高い人間がいるだけで、あるいはモチベーションの非常に高い人間がいるだけでチームの質がグンと向上するのです。
チーム作りが下手な人は永久に自分の会社には来ない能力の高い人を求人市場に求めたり過剰な精神論で無理やり結果を出していくことを繰り返してるだけなんですよね。

例えば会社の売上を500億から800億にしたい時に、それに向けた仕組みを作るのが経営。
主体性を持った社員が多い企業は強いというのは確かなんだけど、この局面で社員の主体性を上げて目標に到達しようというのは愚策。
まずは800億までの仕組みを作って主体性を上げる施策を同時に打ってその成果で900億を目指すのが筋。
人のやる気に過度に依存したシステムを作るなってこと。

ちなみに自社の従業員の質にどこまで期待すればいいのかは簡単に解る。
自社の平均賃金を東洋経済かなんかの年収ベスト100とかの記事と比べて自社に近い企業と人材が同レベルと仮定して施策を考えるのが経営。

グーグルやアマゾンのような有名企業には知的レベルの高い労働者が集い、主体性に満ち溢れた働き方で高い付加価値を創出しているのだろう。
これからはこういう人材が企業価値を向上させるんだ。
貴方たちも見習って働き方改革を起こすんだ。
だったらわが社も…みたいな経営者は山のようにいる。

冷静にツッコムよ

「彼らのように働ける人間だったら誰も貴方の会社にはそもそも入社すらしてないよ」

世の中の多くの経営者たちよ。
決して前提を間違えることなかれ。

少し宗教チックで私個人は好みではないのですが株式会社武蔵野という会社の社長で経営コンサルティングでもそれなりに有名な小山昇さんは暴走族アガリの社員等を抱えながら同社の売上を伸ばしていった訳ですが、自社の従業員がどのくらいのレベルにあるか適切に見積もり、そういう方たちを使って業績を残す為の泥臭いノウハウに非常に長けています。
現実的な視点というのが如何に大事か…絵空事しか語れない経営者の方は流行りのマネジメント理論よりはこういうスタンスから学んでみてはどうでしょうか。



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最終更新日 : 2019-09-27

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