![]() | 金色の文字使い-勇者四人に巻き込まれたユニークチート- (ファンタジア文庫) (2014/05/20) 十本 スイ 商品詳細を見る |
勇者召喚の渦に巻き込まれた主人公。
ステータスチェックをしても自らのステータスに「勇者」の2文字は無い。
文字魔法というユニークスキルで世界を回る冒険物語です。
【この作品のいいところ】
・文字魔法という設定が戦闘描写に変化をつけている点
【この作品の悪いところ】
・主人公の性格
【考えどころ】
召喚された勇者は当然のことのように救世主となる為の行動を開始するのが王道ですが、よくよく考えてみれば勇者にも個々の生活があって自らは剣を取らない人間の為に命をかけさせられるというのは非常に理不尽な話です。
勇者として呼ばれた訳では無い主人公日色は作中でこの理不尽にはっきりNGを出しています。
自分だったらどうだろう。
最近、異世界物多いけどそういう世界に行ったら自分がチートな存在という条件下では飽和状態の今の日本よりは
楽しい生活がおくれるかもしれんとか思わなくもない。
パチンコもラノベもパズドラもエアコンもネットもない世界だけど、宿を出て雑魚キャラ狩ってれば生活に困ることはないだろうし精神衛生上よい世界かもしれん。
東京ごと仕事中にファンタジーな世界に飛ばされでもしたら、どんな感じやろ。
多分、役員会で今後の方針とか小田原評定ライクに行われるんやろ。
「一致団結して」とか演説始める奴が出て、それをしらっとした目で見ながら単独行動やろな。
まだ他の人間が混乱してるうちにチートスペックを生かして先行者利益を取りに行く。
こんな妄想は中学生までにしておくべきです。
40超えたオッサンがこういう妄想をするのは本気でよした方がいいと思うし、仮にしたとして他人に言うものでもなく、せいぜいネットの海にゴミテキストとして放るのが流儀でしょう。
書棚保管数:1
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※ 評価は3巻読了まで保留
最終更新日 : 2015-04-29