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先輩には頭が上がらない

Category私の本棚
今日は4コマ作品の紹介です。
新入社員の時任君はオタクな趣味を持っている。
教育担当の迎先輩も実は同じ趣味の持ち主だと知り交流を深めていく。

「こんな先輩に優しく仕事を教えてもらいたい」
社会人なら誰でも一度は考えたであろう妄想に加え
「オタク趣味を共有できる可愛い女性」
「若い女性が多い勤め先」
「嫌みな上司がいない勤め先」
都合の良すぎる妄想を詰め込んだ会社がつまんない人をイライラさせ、これから就職を迎えようとした人にすぐに打ち砕かれる甘美な夢を与える漫画です。

【この作品のいいところ】
・柔らかい絵柄に合った緩い展開

【この作品の悪いところ】
・一部の人のささくれだった心にダメージを与えるであろう点

【考えどころ】
会社って漫画にするには非常に難しい場所のような気がします。
そもそも書き手は文字通り書くことを仕事にしているので会社のリアルを知らない人が大半です。
中途半端なリアルを追っかけるならフィクションと割り切った方が潔い作品になるのではないかと思うのです。
そういう意味で言うと本作は割り切った妄想で気軽に読めるので何となく手にとって何となく読むにはとても良いと思ったりします。

中途半端にリアルを追ってダメな漫画を敢えて1つあげろというなら文句なく島耕作シリーズをあげます。
派閥に属そうとしなかった男が権力者に引っ張られ都合よく現れた女性に惚れられて助けられることの繰り返し。
オットセイのような精力が社長にまで登り詰めた最大の要因。
数十年殆ど風貌を変えてないので解らないが渋谷あたりでナンパに精を出している若者のような行動を50・60になってもとってるって普通に考えりゃ気持ち悪いの域を出ません。
100億の男とか金太郎みたいにネジの切れた漫画の方がフィクションとして笑い飛ばせるし、リアルなら小説の方がはるかに書きこめています。

本作レビューより島耕作批判に力が入ってしまいました。
そんな私ですが、島耕作常務になるくらいまでは全巻読破してたりします。

お勧め指数(10段階):6

書棚保管数:1(連載中)
累計書棚保管数:140

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