「飲み会、無駄」で検索すると酒の席に否定的な人の意見を集めたサイトがヒットする昨今ですが、飲み会は無駄なのでしょうか。
僕は飲み会は道具だと思っています。
使ってもいいし、使わなくてもいい。
道具が自分の仕事にイノベーションを与えてくれるかもしれないし道具に振り回されて却って不効率になることもある。
モバイルでスケジュールを管理する方が手書きでそれを行う人より効率はいいでしょうがスケジュール配分が上手いとは限りません。
会議をペーパレスにしようとして会議用のパワポ作りに時間がかかって本末転倒なことになってる会社も少なくありません。
モバイルもパワポもメールも飲み会も使う人次第で良いようにも悪いようにも転ぶ道具なのです。
飲み会の効用を考えましょう。
◆ブレスト的役割
行き詰ってしまった時、その解消方法が枕元やお風呂や帰りの電車で浮かんだ経験を持っている人は多いでしょう。
電源を半落としにして力を抜いて考えると意外に人間は妙案を思い付くものです。
会議という場は目的をはっきりさせ決め事をテンポ良く決めていかないと参加者の時間を一斉に奪っていきます。
多忙なビジネスパーソンがオンタイムにブレストをそうそう行うこともできないでしょうし、飲み会という就業時間の外でリラックスしてこれを行うことによって、思わぬ拾い物があるかもしれません。
お酒が弱くなければ飲み会で良いし、お酒がダメならゆっくり食事をとりながら話をする方が効果が期待できます。
◆仕事における思想の理解
職場という集団に身を置く人間が何を大事にしているかを知る上で飲み会は非常に効率的です。
80対20の法則というものがあります。
優秀な2割の社員が8割分稼ぎ、残りの8割の社員が頑張って2割を稼ぐという法則です。
例えば人事部の個々の社員が成果配分に対して
「8割稼ぐ2割の満足を重視するのか、残りの8割が不満を持たないようにすることを重視するのか」
という問題に対して、どのような思想を持っているかを理解しておくと成果配分の議論は非常にやりやすくなります。
この他にも「正確性重視vsスピード重視」とか仕事におけるその人独自の宗教のようなものを知っておくと非常に仕事ははかどります。
会社の与信に厳しいK営業部長に対し彼の部下の大半は「どうせ潰れない会社なのにK部長うるさ過ぎるわ」と居酒屋で愚痴るだけでしたが、営業部長と客先訪問の帰り道ふらっと飲んだ部下Aはヤクザが関係する企業に売掛を踏み倒されそうになって苦労した話を聞かされました。
その話自体は社内でも聞いたことがあったのですが「ヤクザ相手に苦労した」という情報だけでした。
酒の席で相手に指が無かったとか色々聞かされてK部長が何故そこまで拘るかをいうことを理解したAはK部長に対しては与信上はいい加減な答弁をしないように心がけ同期の一番出世で課長になりました。
K部長が過去の体験から必要以上に与信に慎重になり部下に負担をかけていたのは事実です。
感情的な部分(※1)を含むので十分に部下を納得させることができてなかったのも事実です。
愚痴しか言えなかった人間と、この人が上司でいる限りは与信に配慮してぱっぱと決裁してもらった方が効率よく仕事できると割り切ったA氏のどちらが賢明でしょうか。
「仕事中にそんな苦労話までしてくれよ」とおっしゃる方もいるでしょうが仕事中に指が無かったとかディテールまでダラダラ話す上司って最悪ですよ。
長くなったので続きます。
※1
感情的な部分っていろんな面で顔を出します。
昔貸し剥がしをした銀行からは、それから数十年経って当時の担当者は消え合併によって主導権は握られ端っこに名前が残ってるだけなのにどんなに有利な金利条件でも金を借りない社長とか
結構な職位の方でも感情的判断が0の方っていませんよ。
僕は飲み会は道具だと思っています。
使ってもいいし、使わなくてもいい。
道具が自分の仕事にイノベーションを与えてくれるかもしれないし道具に振り回されて却って不効率になることもある。
モバイルでスケジュールを管理する方が手書きでそれを行う人より効率はいいでしょうがスケジュール配分が上手いとは限りません。
会議をペーパレスにしようとして会議用のパワポ作りに時間がかかって本末転倒なことになってる会社も少なくありません。
モバイルもパワポもメールも飲み会も使う人次第で良いようにも悪いようにも転ぶ道具なのです。
飲み会の効用を考えましょう。
◆ブレスト的役割
行き詰ってしまった時、その解消方法が枕元やお風呂や帰りの電車で浮かんだ経験を持っている人は多いでしょう。
電源を半落としにして力を抜いて考えると意外に人間は妙案を思い付くものです。
会議という場は目的をはっきりさせ決め事をテンポ良く決めていかないと参加者の時間を一斉に奪っていきます。
多忙なビジネスパーソンがオンタイムにブレストをそうそう行うこともできないでしょうし、飲み会という就業時間の外でリラックスしてこれを行うことによって、思わぬ拾い物があるかもしれません。
お酒が弱くなければ飲み会で良いし、お酒がダメならゆっくり食事をとりながら話をする方が効果が期待できます。
◆仕事における思想の理解
職場という集団に身を置く人間が何を大事にしているかを知る上で飲み会は非常に効率的です。
80対20の法則というものがあります。
優秀な2割の社員が8割分稼ぎ、残りの8割の社員が頑張って2割を稼ぐという法則です。
例えば人事部の個々の社員が成果配分に対して
「8割稼ぐ2割の満足を重視するのか、残りの8割が不満を持たないようにすることを重視するのか」
という問題に対して、どのような思想を持っているかを理解しておくと成果配分の議論は非常にやりやすくなります。
この他にも「正確性重視vsスピード重視」とか仕事におけるその人独自の宗教のようなものを知っておくと非常に仕事ははかどります。
会社の与信に厳しいK営業部長に対し彼の部下の大半は「どうせ潰れない会社なのにK部長うるさ過ぎるわ」と居酒屋で愚痴るだけでしたが、営業部長と客先訪問の帰り道ふらっと飲んだ部下Aはヤクザが関係する企業に売掛を踏み倒されそうになって苦労した話を聞かされました。
その話自体は社内でも聞いたことがあったのですが「ヤクザ相手に苦労した」という情報だけでした。
酒の席で相手に指が無かったとか色々聞かされてK部長が何故そこまで拘るかをいうことを理解したAはK部長に対しては与信上はいい加減な答弁をしないように心がけ同期の一番出世で課長になりました。
K部長が過去の体験から必要以上に与信に慎重になり部下に負担をかけていたのは事実です。
感情的な部分(※1)を含むので十分に部下を納得させることができてなかったのも事実です。
愚痴しか言えなかった人間と、この人が上司でいる限りは与信に配慮してぱっぱと決裁してもらった方が効率よく仕事できると割り切ったA氏のどちらが賢明でしょうか。
「仕事中にそんな苦労話までしてくれよ」とおっしゃる方もいるでしょうが仕事中に指が無かったとかディテールまでダラダラ話す上司って最悪ですよ。
長くなったので続きます。
※1
感情的な部分っていろんな面で顔を出します。
昔貸し剥がしをした銀行からは、それから数十年経って当時の担当者は消え合併によって主導権は握られ端っこに名前が残ってるだけなのにどんなに有利な金利条件でも金を借りない社長とか
結構な職位の方でも感情的判断が0の方っていませんよ。
最終更新日 : -0001-11-30