![]() | バリスタ 9 (芳文社コミックス) (2013/05/16) むろなが 供未、花形 怜 他 商品詳細を見る |
今日は渋谷にシャツ等のオフィスで着る物の在庫補充に行きました。
お洒落とかそういうのではなく、消耗品の補充。
そんな道中で購入したのがバリスタの9巻です。
イタリア帰りのバリスタが特に壮大な目的もなく成長していく様をのんびり描いた作品です。
【この作品のいいところ】
・グルメ漫画にありがちな問題は全て食で解決展開でない
【この作品の悪いところ】
・明確なアイデンティティがある脇役に比べてどうも主人公の人物像が定まらない
【考えどころ】
この漫画、評価に困ります。
明確に高評価なのは問題発生→コーヒーで全て解決みたいな安直展開をあっさり捨てたこと。
イタリアから日本に帰りコーヒーの世界大会の日本代表を目指すバトル展開に行ったかと思えば、突然失踪し自分探しの旅、コーヒーそしてバリスタという仕事の魅力を再確認し再始動。
自分の求めるバリスタ像を探すだけの物語になるのか、それとも連載当初はどんな人間かも解らない父親を積極的に絡める物語なのか9巻まで読んでもさっぱりです。
「この話は、これこれこんな話です」
ってのが、読み手側に伝わってきません。
漫画って人気商売なんで連載打ち切りとかになったら、結局どんな話を書きたかったのかうやむやのまま終わるリスクをはらんでます。
きっちり人気が出てどんな作品にしたいのか早く伝えて欲しいものです。
お勧め指数(10段階):6
書棚保管数:9(連載中)
累計書棚保管数:194
最終更新日 : -0001-11-30