![]() | アクセル・ワールド (14) ―激光の大天使― (電撃文庫) (2013/06/07) 川原礫 商品詳細を見る |
BRAIN BURST そのプログラムをインストールできたものは思考速度が1000倍でいられる加速世界にダイブすることができる。
加速という魅力的な能力を使う為の代償はポイント。
増やす為にはアバター同士のバトルで勝利するしかないが敗れることでポイントを失った果てのポイント枯渇は加速世界からの永久退場。
作中でレギオンと呼ばれるチーム間抗争等の要素やリアルでの人間関係要素等盛り沢山な作品です。
【この作品のいいところ】
・オフラインパートもしっかり書いてる
・適度に笑いの要素もある
・バトル状況が文字だけの描写で容易に想像できる
【この作品の悪いところ】
・黒雪姫先輩がちょっと厨二病をこじらせてる点
【考えどころ】
小説にしろラノベにしろ文字だけで描いた世界がどこまで読み手に伝わるかっていうのはとても大事なことのように思う。
例えばバトルシーン。
文章の量が多すぎればスピード感が無いし、少なすぎれば情報量不足でどんなバトルをしているのかが想像できず、アニメや漫画で見た方がいいとなる訳です。
この点に関して言えばアクセルワールドは、文章を読んでてもイメージがどんどん伝わってくる作品だと思います。
私が読んだことのある他作品との比較で言うなら
禁書(神の右席が出る前までは割とバトル描写も解り易かったが、最近は登場人物の増え過ぎと強さのインフレ化で最早誰が戦っていても同じイメージしか伝わってこない。)
魔法科(主人公がけた外れに強いことだけ解る。設定描写が良く言えば凝っている悪く言えばくどいので個人的には設定描写は斜め読みで雰囲気だけ感じとってテンポよく読まないと疲れる。)
あたりと比べて非常に読み心地がいいと思います。
お勧め指数(10段階):9
書棚保管数:14(連載中)
累計書棚保管数:208

最終更新日 : -0001-11-30