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夕空のクライフイズム 6~10巻

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前回記事

夕空のクライフイズムの前回記事を書いたのは約2年前でしたが、この度無事に最終10巻が出たとのことで一気に5冊購入して読んでみました。
ストーリーは静岡の強豪(富士鷹)との練習試合→美人マネージャーの復帰→県央リーグ戦という流れです。

富士鷹戦は組織的なパスサッカーを標ぼうする富士鷹とそこで出番を失った生粋のドリブラー百武君の話です。
今中も大好きな女子マネージャー梅さんが復帰し、恋模様は加賀美→雨さん→今中→梅さん⇔梅さん彼氏と一層混沌としてきます。
今中って雨さんのこと意識してると思ってたのですが、異性としては全くだったのねとやや驚き。

県央リーグ戦では県2位で鬼プレスが持ち味の鳥尾高校と戦います。
雨パパの解任がかかったこの試合。
唯一の全国区選手滝がこの試合でまた一歩成長し、望月もゴールマウスを離れ近代型のキーパーをしっかりつとめ木登のチームとしての成熟が一層感じられます。
一進一退の展開で後半ラスト20分、ついに今中が投入。

滝のキャ●テン翼ばりのオーバーヘッドで3-2と木登リードで残り時間僅か。
鳥尾キャプテン辻の意地の同点弾。
白熱のPK戦…
チームは敗れ雨宮監督は解任となります。

とにかく熱い試合でした。
愚直に走り回る鳥尾と個々の役割を全力でこなす木登。
作品が打ち切りなんで負け→解任→俺たちの闘いは…って終息のさせ方なんだろうけど、もし連載が続くシナリオだったならこの試合は勝ちで終えるあるいは県2位に引き分けれるチームってことでクビが繋がってインターハイとかガチの公式戦に向かっていったんだろうな。

サッカー好きなら散りばめられた小ネタで笑えるし、最後までスーパーマンにはなれない主人公もリアルだし、サッカー漫画としては非常に良作だったと思うのに何故これが打ち切りになるのかな。
才能の塊だけが超絶技巧で試合って漫画もいいけど、こういう漫画も青年誌ならきっちり育てて残して欲しいと残念に思いました。

なおこの連載が終局へ向かっていく最中の2016年、近代サッカーに多大な影響を与え選手としても指導者としても誰もが認めるレジェンド、ヨハン・クライフ氏が亡くなられた。
私が海外サッカーを見るようになったのは90年のワールドカップでロジェミラの確変に遭遇したのがきっかけだが、それ以降の選手でクライフに比肩するような選手は見当たらない。

ロマーリオは巧みで、ロベルトバッジォは絵になった。
ロナウドは速く、ジダンは屈強で、ロナウジーニョは魔術師のようだった。
メッシは現代サッカーの王様として君臨している。
だけどクライフの存在感には及ばないと個人的には思っている。

ってことで完結です。


お勧め指数(10段階):7

書棚保管数:10
累計書棚保管数:564

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