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ロシアの方向の空を遠い目をしながら見つめ「フットボールは死んだ」と呟けば、何となく通っぽい件

Category日々の出来事
僕は冷蔵庫の中のオレンジを齧ってしまってから、今宵のサッカー観戦のつまみに何か作ろうと考えた。
コンビーフを冷蔵庫から取り出し常温でしばらく置く間に悪魔の汗みたいに濃いエスプレッソ・コーヒーで頭をクリアにする。
傍らではコンビーフからみるみる牛脂が溶け出していく。
閉店間際のスーパーで買い物かごに放り込んだポテトサラダと和えるだけで小さなカウンターキッチンが陽気でカルチョをこよなく愛する気さくな主人の営むバールになったようだ。悪くない。

実際はコンビーフでもポテトサラダでもなくキュウリのスティックをちくわにぶっ刺して切ったものにマヨネーズを添えてつまみにしながらのワールドカップ観戦でしたが、何となく村上春樹風に書いてみたくなったので書いてみた。

一部のオッサンサッカーファンは欧州とか南米ってのは、敵わない神のような存在と感じていた若い時期があったせいで日本がワールドカップに出ても3戦全敗が普通だよと思ってる所が少なからずあるように思う。
勿論、私にもそういうところはあるのだが、今回のワールドカップH組、普通に勝ち点0も有り得るなと思っていた。
それは刷り込まれた悲観的展望だけではないと思う。

W杯アジア最終予選、いきなりの黒星でスタートしたハリルジャパン。
原口ら新戦力の台頭はあったがチームの形はなかなかはっきりせず昨年12月には韓国に1-4という屈辱的なスコアで敗れている。
個人的にはここで後任監督にあてがあるならハリルホジッチを解任するという選択もあると思った。
結局ハリルホジッチは続投するものの、W杯を前にして謎の解任となる。
ハリルホジッチ解任の真実は1ファンには解らないが、喧伝されているような冷遇されている本田、香川らによる造反だとしたら
全くW杯に勝てるビジョンが私には浮かばなかった。
自分たちのサッカーと言われて見せられたサッカーはブラジルW杯のアレで、全く世界の強豪に立ち向かえるようなものには見えなかったからだ。
事実西野監督に変わってもサッカーの質は変わり映えのしないもので最後の親善試合でかろうじて多少の良い形を見せるまでは勝ち点を上げるビジョンがまるで描けなかった。

コロンビア戦、サッカーの女神は幸運を運んできてくれた。
押していた時間があったが2度追い付くという粘りを見せたセネガル戦の内容もなかなかだった。
これら2戦で私が感じたのは国際レベルで敵DFに脅威を与えることのできるアタッカーは大迫・香川・乾だけだということ。
特に大迫・香川のスピーディな連動は可能性を感じるものであったと思う。
柴崎はこの2戦で完全にチームを自分のモノにしたしDF陣もそれ程悪くはなかった。

勝ち点4を得て臨んだ最終戦。
私が一番危惧していたのはメンバーを落としてポーランドに敗れ3位敗退の愚を犯すことだったが、メンバー変更を伝える報道は試合前日からしきりに行われた。
現地で選手のコンディションをつぶさに観察している訳ではないので、どれほど選手が疲弊しているかについては解らないが厳暑環境で行われたアメリカでのW杯でさえグループ余談を許さない状況でターンオーバーをしかけたチームは無かったと思う。

そもそもターンオーバーを仕掛ける余裕のあるチームは
①2戦段階で既に突破を決めているチーム
②突破は決まってないもののグループ内の貯金箱相手で勝ち点3は大丈夫だろうという強豪国
だけだと思う。

①であったとしても今大会の決勝組み合わせみたいに1・2位で雲泥の差となれば状況は変わるし、②だって格下と目されているチームが牙を何度剥いたか、特にドイツ国民はこれを実感しているだろう。

私が監督ならば…は世界中で多くの人間が行っている無意味で楽しい空想だが、私ならある程度のフレッシュに配慮しつつベース戦術はいじらなかったと思う。

リフレッシュ対象を選ぶならば

1)イエローカードによるトラブルの危険性
長谷部と乾にはイエローカードが出ている。
長谷部は2戦ともにフル出場、乾も2戦目の終了間際に交代なので交代候補とする。

2)疲労度
走行距離、スプリントで疲労すると思っているので原口、乾、長友、酒井(宏)を交代については考える。
大迫、長谷部、柴崎についてもできれば考える。

こんな感じの思考を張り巡らせるんだろうな。

で、その結果
大迫
原口香川武藤
山口柴崎
長友昌子吉田酒井
川島
あたりを選ぶだろうと思う。

改めて考えてみたんだがベースとなるフォーメーションもできてない中での選手選考なんで最終的に固まった4ー2―3ー1に適した人選がホント出来ていないと実感させられた。
大迫は足がつるシーンもあったので、なんとか休ませてあげたいが、最後まで怪我で出場が危ぶまれていた岡崎をそこに充てることは難しい。
原口も画面上では相当疲労していたように思うので乾と半々で使う。
宇佐美も狭い局面で光る個所がある選手だけどこのレベルではストロングポイントも生きない。
宇佐美は好きな選手だし酷評されて可哀想だと思ってるけど、もう少し走れないと基本夏にやるワールドカップじゃきついのよ。
柴崎も大迫同様替えが利かない。
浅野や久保、あと1トップできそうな人がいたらもう少し選択肢があったんだけど…

そんな妄想下で出てきたスタメンは大胆に6人チェンジ
武藤岡崎
宇佐美酒井
山口柴崎
長友槇野吉田酒井
川島
いや、ホント意味解りません。

私には日韓W杯のトルコ戦でトルシエが急にやらかしたシーンが浮かびましたが西野さんには宇佐美や武藤がデュエルで相手を何度も置き去りにして敵をずたずたにするイメージが浮かんだのでしょうか。
私には全く浮かびません。
得点の予感がしない以上失点が怖いのに、そこそこ機能しているCBコンビを崩すのも意味不明です。
どちらかを外さなければ「ならない」のなら吉田を外しますよ。
鹿島コンビなら少なくとも息はあってるでしょうから。
既にチームを支配している風格すらある柴崎はさすがに外せませんでしたがトップと柴崎の間に入る人間が誰もいないので彼にとってはもの凄く負担の大きいフォーメーションです。
先制されたら打つ手なし(まさか大迫、香川、乾の同時投入なんてやらんでしょうし)の編成をぶっこんでくれました。

案の定序盤から岡崎の動きが怪しいです。
後半開始早々にトラブルで大迫に交代。
大迫は積極的に動き、1・2戦でも攻守両面で如何に彼が機能していたかをピッチ上で表現します。
そして失点し宇佐美に変えて乾を投入。
コロンビアとセネガルのゲームに動きが無い中、グループリーグ敗退が現実的になってきました。

で、コロンビアが先制し、日本は長谷部を投入し「とりかご」を発動するのです。
もしセネガルが同点においついたなら攻撃のカードが全くない日本に勝ち目はありません。
日本サッカーにはドーハの悲劇、ジョホールバルの歓喜という印象的なシーンがありますがヴォルドグラーゴの喜劇として3大名場面となったことでしょう。

既に敗退の決まってたポーランドと舐めプかました日本の内容に乏しい試合の最終局面がとりかごだったことに世界のファンは激おこです。

私としては得点のイメージが全くない中であのようなチームオーダーを出すことそのものは仕方ない選択ですし、それもサッカーだと思いますよ。
マリーシアなんて言葉が日常茶飯事の世界であれをアンフェアだと言ってる連中はネイマールを応援するために今すぐロシアに飛んで欲しいとすら思えます。
あんな早い時間から他力本願するなんてアホだなとも思いますが反面意思統一が出来てない集団の脆さを十分理解しあの段階で明確なメッセージを出したことそのものは寧ろ評価に値するでしょう。
とはいえあんな時間帯にあんな選択しか残っていなかったスタメン選びをした段階で西野監督はホントにどうしようもないと思いますけどね。

クライフが生きていたなら独特の言い回しでめちゃくちゃ皮肉ってくれたんだろうな。
個人的には美しく散る様っていうのは一瞬の輝きでしか無いと思います。
弱いアジア勢がW杯で残した爪痕を皆さんがどれだけ覚えているでしょうか。
アジア勢なんて負けて帰ってきてるだけくらいにしか思ってない方も相当いると思いますが古くは1994年のグループCあたりの記憶が鮮明にある方はかなりのファンだと思います。

ここまで来たらお休みをいただいた香川さんが爆発してベルギーを粉砕して欲しいですね。
ガチャ引く前にパチンコ行って大勝利すれば勝負師扱いだし、ガチャ引く前にもう一つ爆死してればタダの馬鹿です。
勝負師なのかタダの馬鹿なのかは結果が決めること。

ベルギー戦!頑張って欲しいと思います。




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